セラミックが長持ちする理由
●汚れがつきにくく、虫歯になりづらい
表面に細かい傷ができやすく、汚れが入り込んでしまいやすい銀歯に比べ、セラミックは、表面コーティングされているため汚れがつきにくいです。
また、銀歯は時間が経つと口の中で劣化し、銀歯と歯の間にすき間ができてしまい、虫歯の原因になりやすいです。
セラミックは口の中に長期間入っても安定し劣化することがほぼありません。
汚れが溜まりづらく虫歯になりづらい分、セラミックは長持ちします。
●精度が高い
セラミックのつめ物・かぶせ物を作る際は、変形の少ない型取りの材料や口の中で劣化して隙間にならない接着剤などを使用します。
その分、出来上がってきたものもピッタリと入り、精度の高いものとなります。
精度の高いものの方が当然、虫歯になりづらく長持ちすることにもつながります。
セラミックは一生使えますか？
セラミックは従来の保険のものに比べ、確実に長持ちする素材だといえます。一般的に、保険診療の銀歯が約５年持てばいいと言われているのに対し、セラミックは１０年以上長持ちすると言われています。
残念ながら、セラミックといえども、人工物である以上は一生使えると言い切れません。また、患者様のお口の状態や、普段のケアの仕方によっても寿命は変わってきます。
セラミックを長持ちさせるポイント
日々の口腔ケア
いくら虫歯になりづらいセラミックといえども、長い間お口の中に汚れが停滞すると、セラミックと歯の隙間から虫歯になってしまい、つめ物やかぶせ物のやりかえが必要になってしまいます。
日々の歯磨きなど口腔ケアを丁寧に行うことでお口のトラブルを予防することができ、セラミックの寿命を長くすることにもつながります。
歯ぎしりや食いしばりへの対策
夜間の歯ぎしりをされる方や日中も噛む癖がある方（TCH）は注意が必要です。夜間の歯ぎしりをされる方は就寝時にマウスピースを装着することをオススメします。TCHの自覚がある方は、噛み癖を治す必要があります。
歯にかかる力のストレスを軽減させることでセラミックの寿命も長くなります。
定期的な検診
ご自身の歯を生涯にわたって健康で長持ちさせるためには、定期的に歯科医院でメンテナンスを受け、虫歯や歯周病の「予防」をすることが重要になってきます。普段の歯磨きだけでは落とすことのできない汚れを専用の機器で取り除いたり、かみ合わせのチェックなどを約３〜６か月に一度歯医者に行うことで、セラミックのみならず歯の健康寿命を長いものにしてくれます。
